※ この記事は、KIESS MailNews 2013年1月号に掲載したものです。
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鈴鹿にも何度か雪が降りました。茶室の庭も雪化粧でまた風情があります。三年目のお正月を迎えて、鈴鹿カルチャーステーション(SCS)はさらに「まちの縁側、まちの学び舎、まちのチャレンジエコステーション」らしくスタートです。
SCSを支えるアズワンコミュニティも、コミュニティビジネスとしての「おふくろさん弁当」や地域通貨の取り組み、里山やまちのはたけ公園での活動など、それぞれがその人らしく生きる、幸福な生き方が出来ることを目的に進んでいることで、年末から新年にかけて、ブラジルや韓国、国内からもたくさんの見学が続いています。
まちの縁側として カフェをリニューアル・オープン
これまでにもSCSの南側に一応、喫茶・ハイマート(ドイツ語で「ふるさと」の意)を用意していましたが、私たちが十分専念できないまま場が生かされていませんでした。
しかし、ひょんなことから、これまで奈良でカフェを長年経営されてきた方が、アズワンコミュニティの趣旨と方法に賛同されて、ここにその経験を生かした「カフェ・サンスーシ」をオープンすることになりました。サンスーシとはフランス語で「憂いがない」「気楽な」という意味。そんな場になれば、という願いが込められています。
サンドイッチセット ドリンク付で600円~
マスターは、大嶋みえさん。パソコンにも精通していて、「パソコンが使える習える喫茶店」としてパソコンも常設し、Wi-Fiも完備。パソコンのことで分からないことがあれば気軽に聞くこともできます。コーヒーはフジエダ珈琲のこだわりの豆を使用した豊かな味わいです。
オープンイベントは、「手作りパン市」「採りたて野菜市」も開催。好評でたくさんの来訪がありました。
新春のイベントいろいろ
新春1月4日のお餅つき大会、19日の初茶会も、昨年よりさらに参加の方々が増えてきました。地域で、心休まるまちの拠り所として認められてきたようです。
まちの学び舎として、一日てっらこやには大勢の子どもたちがやってきています。街のはたけ公園で作られてきた堆肥を播いて、土づくり。ハウスでは、様々な冬野菜が穫れ、子供たちも収穫を楽しみました。
地域の『環境展』に展示 オープニングで、太鼓チームの演奏
日常の里山整備や、子供たちの体験活動などが次第に評価されるようになってきましたが、1月12日から地元密着型ショッピングセンターで開催された環境展にパネル展示で活動紹介をするとともに、SCSの太鼓チーム『清楽』が演奏させてもらいました。太鼓チームの演奏は、こうした市民活動の企画展で演奏を頼まれるようになるなど、地域の人たちに喜ばれています。
韓国やブラジルからコミュニティ作りの交流
韓国からは20代~50代の男女13名が、1月17日~20日来訪しました。昨年8月にみえたノンシル人文学校のユ・ギマンさんやウオンさんの呼びかけに、ソウル・京畿道・忠清道・全羅北道などから集まった方々。様々に活動しているようですが、3泊4日、参観や懇談会等、ここに暮らす人達に触れ、それぞれにやさしい社会を感じたようでした。2月26日から韓国で開催されるセミナーに参加する人が現れたり、今度は長期で滞在したいと言う人がいたり、これからの展開が楽しみになってきました。1月末からはサンマウル高校の学生4名が体験交流で滞在します。
またブラジルからはMINOWA夫妻が滞在中で、理念に加えて、特に実際のコミュニティの暮らしを通して、エッセンスとなるものを体で得ていこうとしています。
詳しくはこちら→ http://goo.gl/PNqL9 (宮地昌幸さんのブログより)
(かたやま ひろこ:鈴鹿カルチャーステーション理事)
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