開催日時
2015年12月19日(土) 14:00~16:00
話題提供者
荒田 鉄二 氏 (KIESS事務局長/鳥取環境大学 准教授)
テーマ
人と自然:橋は燃やされた
【講師より】
ジャン・アンビュルジェという生物学者の考えをきっかけに話をしたいと考えています。
アンビュルジェによれば、人間は1万年ほど前に野生の法則を拒絶し、自由、平等、友愛など、人間のルールを採用した。そして、自然と人間との間の橋は、祖先によってずっと前に燃やされてしまっているため、この「自然との離婚」は不可逆的で、元に戻ることはできない。人間は人間のルールに従って生きるが、他の生物は野生の法則なしには生きていけない。だから、人間には他の生物が野生の法則に従って生きていけるようにする責任がある。また、自由、平等など反自然的権利を認めた人間の世界では、自然淘汰などの野生の法則が働かなので、それに替わるものとして、人間は必然的に反自然的義務をも負わなければならないというものです。
「世代間倫理」、「環境倫理」の根拠としては、なかなか説得力のあるものだと考えています。
会 場
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TEL/FAX : 075-752-1133
mail : ecosoundmail [at-mark] kiess.org
( [at-mark] の部分を”@”に置き換えてください)
申込方法
会場のKIESS京都事務所までメール・FAXでご連絡いただくか、下記の申込ページに必要事項をご記入下さい。
参加費
会員500円,非会員1,000円,学生500円
会員以外の方のご参加も大歓迎です!