里野山家だより(佐藤 秀一:MailNews 2017年7月号)

※ この記事は、KIESS MailNews 2017年7月号に掲載したものです。

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NPO活動
 
ホームページ開設、紹介パンフレット完成(3月31日)

若い会員さんのお陰で素晴らしいホームページ(http://satonoyamaga.org/)とパンフレットが出来ました。どうぞご覧ください。

 

KIESSつながる縁会参加者来訪(4月9日)

これまで2回開かれたKIESSつながる縁会で繋がった有志が数人来訪されました。ハンガリーからの京大留学生やドイツ生まれでドイツ育ちの日本人など多彩な顔ぶれで交流を深めることが出来ました。

 

 

インドからの来客(4月15日)

会員の友人のインド人夫妻が宿泊されました。夜の琴演奏と翌朝の和服着付けで日本情緒を味わって貰いました。

 
三田有機農業講座(4月25日)

10年位前から三田市が農業関係でお世話になっている保田神戸大学名誉教授のご指導で有機農業講座を開きました。「有機」の意味するところや、自然の法則に従った有機農法のお話と、畑に出て「保田ボカシ」の作り方、施用方法や野菜苗の植え付け方を実地に伝授していただきました。

その後里野山家の畑で忠実に(自己流を入れずに)実行していますが、トマトや茄子はこれまでに無かった出来栄えです。

 
里野山家総会(4月30日)

平成29年度の総会を33人の会員が参加して開催しました。活動報告と会計報告を行い、今年度の活動計画の報告をした後、地域のお母さん4人の応援を受け、一品持ち寄りの食事会と餅つきをワイワイ賑やかに楽しみました。

 

兵庫県助成「住民参画型森林整備事業」申請に向けて

これまで2年余り里野山家周辺の山林の整備を行ってきましたが、その実績を認められ、兵庫県阪神北県民局と三田市から上記事業の勧誘があり(5月24日)、三田市の協力を得て申請手続きを進めているところです。
当NPOはこの事業により里野山家から友松寺までの里道の整備と人家や田畑に近い山裾を人の手の入った明るい里山にするために針葉樹林を間伐したり、照葉樹林の伐採を行う計画です。3年間で2haの整備を約240万円の予算で行います。
先日(7月15日)NPOのある酒井自治区の役員会に呼ばれ、これまでの里山整備活動やこの事業の計画を説明し、区長をはじめ皆さんの理解を得ました。
この事業の実施区域は全て個人所有(8人)であるため、必要書類には各地主の押印が必要で、その都度押印してもらいに回っていますが、当NPOのこれまでの活動を見て来られ、どなたも快く押印して下さっています。

 

高平郷(さと)づくり協議会(以下郷協)のメンバーとしての活動

 

ロケットコンロワークショップ(4月12日)

昨年来から始まった高平各地区の公民館にロケットコンロを1台備える事業の最後のグループの製作を行いました。製作担当が来られた1地区と個人1人と別の地区から依頼された分とで3台を作りました。

 

アマゴつかみ取り大会(5 月25 日)

雨による川の増水のため1週間延期されたので参加者は少し少なく75人くらいでした。今年は魚とり網の使用を禁止したので幼児から小学生高学年まで正真正銘の魚の手づかみを楽しんでいました。子供たちは獲った魚を各自包丁で捌き、串を刺して用意された炭火で焼いて、熱々をほおばる子やバケツにいれて、家に持って帰る子もいました。

 

 

歌声喫茶第1回目開催(7月14日)

高平地域のコミュニティ郷カフェは若いお母さんたちがたくさん集まる場になってきてきますが、高齢の人たちのための寄る場も作って欲しいという地域の方のリクエストに応えて、歌と絵の好きな村人、前川武比古さんと佐藤英津子の司会で歌声喫茶の開催が実現しました。演奏は地域のピアノ教室の先生が引き受けて下さいました。
記念すべき第一回は7月14日(金)午前10時半から約20分の休憩時間を挟んで7曲ずつ歌いました。
集まった高齢者約25人の皆さんは元気で大きな声で歌っていらっしゃいました。また、武比古さんの各曲の紹介や歌詞に因む水彩画が素晴らしく、大変好評でした。次もぜひ参加したいという声を多くいただき、第2回目8月4日(金)に向けて、準備メンバーで26日にリハーサルを行いました。

 

 

高平小学校ふれあい大会(7 月16 日)

高平小学校PTA主催のふれあい大会に郷協は綿菓子の店を出しました。2台がフル稼働で276本が出ました。岡田副会長が作るUFO型綿菓子は今年も大人気でした。最後の花火は大変素晴らしいものでした。売り上げは全てPTAに寄付しました。

 

里山整備
落葉広葉樹など植樹

昨年の6月で皆伐を終えた区画に樹を植える作業に入るための作業道が部分開通し、貰い受けたり寄付金で購入したクヌギ、ノグルミ、ヤマボウシ、チドリの木、コマユミ、山桜などの落葉広葉樹、ヤマモモ、シャクナゲ、コバノミツバツツジを植えました。

 

里道を遊歩道に整備

里野山家に隣接する杉檜林の間伐に入りました。間伐材で囲いを作り、倒木や枯れ枝を集め林床を綺麗にし、下草や低木が育つようにしています。また間伐材は里道整備に使って行きます。

 

(さとう しゅういち:KIESS事務局・NPO法人里野山家代表)

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