2009年8月28日,メルパルクKYOTOにて開催
セミナーの趣旨
これまで将来計画を策定するとき、行政その他いかなる組織でも、多くは現状を出発点として可能な対策を積み上げる手法がとられてきました。しかし、これからの低炭素(持続可能)社会の計画づくりでは、まず“2050年にCO2排出量50%削減”といった、長期の目標を設定しそこに到達するための施策・対策を体系化しなければなりません。そのような新たな計画のために提起されているのが“バックキャスティング”による手法です。これには、
1.「スナップショット(目標年における政策のセットと社会像)」を描くこと
2.「ロードマップ(目標にいたるまでの道筋)」を探索すること
の二つの段階があります。
しかし、これらの作業はまだなじみが浅く、また数理的な計算を必要とすることなどから取り組みにくく感じられる方も多いと思われます。そこで、新たに開発した一連の計算手法を紹介し、さらに実際の地域データを使った実習も加えて、理解を深めていただくためのセミナーを企画いたしました。
講演資料
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【来賓講演】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)の策定・実施への期待 環境省総合環境政策局環境計画課 大倉 紀彰 氏 |
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【研究紹介】
低炭素社会へ向けた世界と日本の動き 独立行政法人 国立環境研究所 藤野 純一 氏 |
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【研究紹介】
地方自治体の低炭素社会計画・研究の事例紹介 京都大学大学院 地球環境学舎 五味 馨 氏 |
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【研究紹介】
市民参加によるビジョンづくりの事例 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 金 再奎 氏 |